小さな時計屋のアラフォー女性店長 金子のブログ

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機械交換派ですか?オーバーホール派ですか?
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    “ケイアイウォッチ” 女性店長のブログです女性

    金子時計店の長女、

    国家資格・2級時計修理技能士取得。

     

    ノモスやエポス、オーガストレイモド、レビュートーメン、

    オリエントなどのマニアックな時計、セイコーやオメガなどの

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    ツイッターもご覧頂きありがとうございますm(__)m

    先週もいろいろ呟きました(//∇//)

     

     

    先日、ウォッチメーカーの仕事はAIに取って代わられるのか というブログを書きました。

    すると、ありがたいことに結構な反響をいただき、

    ●時計師さんの仕事はなくならないと思います、

    ●AIと共存するという考え方もありますよ、

    といったご意見を頂きホクホクしておりましたところ、時計業界に精通する大先輩からメールが届きました。

    そこには、私と主人とであーだこーだ言っても思いつかなかった内容と真実が書かれていました。

     

    『実際に一部スイスでは、新品機械はラインで組み立てられ、

    ラインの検査からはじかれたものをウォッチメーカーが直すもしくは調整するといった流れができています。

    そのラインにいるのはウォッチメーカーではなくオペレーターです。

    その流れから考えられることは、修理においても機械の再生が可能になることによる機械交換。

    ロボットが機械を再生してウォッチメーカーは文字盤と針付け、調整、防水検査だけやるようになるのではないだろうか。』

    といったことが書かれていました。

     

    *当店のウォッチメーカーも申しておりました通り、文字盤や針付けまではロボットに難しいようですね。

     

    今も正直、オーバーホールといって機械交換されることはあります。

    それは主に電波時計やキネティックやクォーツ時計に見られますが、機械式時計でもあることはあります。

    ただ、これからAIが再生できる機械が増えたり、AIが再生できる機械しか搭載しないようになっていけば、もっと機械交換による対応が増えていくことが考えられます。

     

    ツイッターでいただいたコメントの中に、

    『知らされずに機械交換されたくない、機械交換=心が入れ替わるで別人になってしまうのと同じだから。』

    といったものがありました。

     

    時計の心臓部

     

    このお気持ちもよくわかります。

    確かに、知らぬ間に時計の心臓部とも言える機械を入れ替えられて別人になって帰ってきたと考えると、ある意味ホラーで恐ろしいことだなと思いました。

    特に古い時計がお好きな方に、オリジナル性にこだわられる方が多いのも似たような感覚だと思います。

    新しければいいって問題じゃない。当時のまま引き継がれてきてこれから引き継いでいくことに意義がある。

     

    逆に、機械交換の方がいいとおっしゃる方もいらっしゃいます。

    長く使うにあたって、できるだけ状態が良いものに交換できるときに交換しておくに越したことはない。

    そのお考えも納得できますし、そう考えると時計にとっては実は一番最適な方法なのかもしれません。

     

    どちらが良くてどちらが悪いということはありません。お客様の受け取り方次第です。

    機械交換とオーバーホール、どちらを好まれますか?

     

    いろんな意見をお聞きしてAIと絡めての個人的な理想は、ある方がおっしゃったように、時計修理におけるロボットとウォッチメーカーとの共存です。

    時計修理での一番のネックが部品です。なので、ETAの評価が高い理由のひとつに部品入手のしやすさがあります。

    では、部品がない場合はどうするのかというと、部品取りの時計からとったり、作ったりとなることが多いです。

    簡単に作ると言いますが、高い技術力と工具が必要で誰でもできることではありません。

     

    例えば当店の提携先に2社、一千万クラスの工作機械が置いてあるのですが、誰でもそれを使えば作れるわけではなく、

    まずその工作機械を使いこなせるようになるために訓練、テストを繰り返し、

    その後にその機械を使って部品を作るための技術を時間かけて習得していきます。

    部品製作と言えば一番に思いつくのが古い時計の天芯。

     

    時計天芯

     

    多くの需要があるにも関わらずこれも機器と訓練された技術が必要で、一から作れる方はほんの一握りと聞きます。

    将来的にロボットがあらゆる部品を作る+ウォッチメーカーが修理するというパターンが一番理想的だなと思いました。

     

    どちらかがどちらかを潰すのではなく共存

    きれいごとと言われるかもしれませんが、これが時計修理だけでなく他の仕事においても理想形と言えるのかもしれません。

    | 金子時計店&ケイアイウォッチ | 時計について | 23:50 | comments(0) | - |









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