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初めてのお客様へ
マニアックな中古時計・
アンティークウォッチ 買取・修理・販売のお店
“ケイアイウォッチ” 女性店長のブログです
金子時計店の長女、
国家資格・2級時計修理技能士取得。
ノモスやエポス、オーガストレイモド、レビュートーメン、
オリエントなどのマニアックな時計、セイコーやオメガなどの
アンティークウォッチの買取が一番の喜びです。
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先週、東京で撮ってきましたインタビュー動画を3週に渡りアップします。
インタビューを受けてくださった方は、某スイス高級時計ブランドのカスタマーサービス責任者をされている方です。
私たちが知らないような裏話なんかも話して下さいました。
初めてだったので、最初は生きた心地がしないくらい凄く緊張しましたが、
合間合間に笑い話しやもっとディープな裏話をしてくださり、すぐにリラックスすることができました。
その辺の気配り、気遣いもさすがです。
時計や修理に関することは三者三様です。
他の時計師さんに同じことを聞いても全く逆のことをおっしゃる場合もあります。
ご自身の価値観と照らし合わせて参考にして頂ければ幸いです。
以下、少し補足させて頂きます。
●見積もりについて。
動画でもでてきますが、再見積もりになる一番の原因が文字盤が接着されていることです。
業界用語で「干支足折れ」と言います。
文字盤の裏には文字盤を固定するためのピンのようなものが2本ついています。
細いので衝撃や劣化で折れることがあります。
折れたらまたピンを付けるのが普通ですが、特殊な技術が必要なので料金が結構高いのと、
取り付けの際文字盤が変色する可能性があるからか、両面テープや接着剤で付けてあるものがあります。
見積もりの際文字盤までは外しませんから、進行のご指示を頂いた後に
ピン取り付け代/メーカーの場合は主に文字盤交換代をプラスアルファで再見積もりとなるわけです。
●研磨について。
私は、時計に対して1回目、2回目くらいまでなら研磨もしてもいいと思っています。
しかし、最近ですと研磨=新品仕上げというフワッとした言葉でごまかされているような気がするのですが、研磨=削るです。
深い傷を消そうとすればするほど削られて、どんどんケースが痩せます。
削ってしまったら元には戻せません。
もちろんキズがない方が売れますから、ゴリゴリ削って超美品として販売されているものがあります。
ごく稀に、度重なるゴリゴリ研磨の結果バネ棒の穴に貫通するくらい削ってあるものもあります。
そんな時計を見ると、私利私欲のためにこんな状態になって・・(泣)と時計がかわいそうになります。
他の内容に関しても、もっと深く知りたいとか、ご質問などありましたらコメントください。
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